仕掛けのスペース新設、モンゴリアン

2015/04/06 09:04 更新


 大阪発のカジュアルブランド「THEモンゴリアンチョップス」(安藤仁彦代表、電話06・6626・9777)はこのほど、オフィスのあるビル内に様々な仕掛けを繰り出すスペースを新設した。活用の皮切りの15年秋冬物展では、「時宇宙禅」をテーマに、色使いなどで宇宙を連想させる企画を見せた。ユニセックス、キッズ向け新ブランドの「ボクハタノシイ」も販売する。

秋冬のリュックは宇宙での生命維持装置をイメージして大ぶりに仕上げた
秋冬のリュックは宇宙での生命維持装置をイメージして大ぶりに仕上げた

 新スペースは入居するビルの1フロアを新たに借りて改装し、畳やふすまを使った和室を設けた。今回は展示会でブランドの魅力をわかりやすく伝えるために活用したが、今後は「月1回ペースで、お茶会など服を売る以外の発信を仕掛けたい」と話す。通天閣付近という場所と、面白いことを話すのが好きという安藤さんと、ともにブランドを運営する山本健太さん2人のキャラクターを生かしていく。

 宇宙を題材にした秋冬物では、未来の通勤服をイメージした、アパレルや服飾雑貨を打ち出す。サイドゴアブーツのつま先やローファーの表面を銀色にした国産の革靴のほか、宇宙での生命維持装置を連想させる大ぶりな型押しフェイクレザーのリュックなどがある。大ぶりなファスナーを採用したブーツは3万8000円、先端のくしゅっとした部分が銀色で映えるローファー2万8000円、リュック3万8000円。

 新ブランドのボクハタノシイは、既存ブランドで提案していたラインを独立させた。ローマ字のロゴをシンプルに生かしたユニセックスのジャカードニットプルオーバー(2万6000円)やパーカ(1万円)、Tシャツなどがある。キッズ向けもあり、既存ブランドとは異なるジャンルの専門店の開拓を進めていく。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事