ゴールドウインの「ザ・ノース・フェイス」は7月19日、新丸ビル(東京)に新店をオープンした。通勤客から観光客まで幅広く取り込める立地を生かし、全商品カテゴリーを扱うライフスタイル提案型店舗に位置付ける。インバウンドを狙ったスーベニアも販売する。売り場面積525平方メートルの大型店。近隣のオフィスで働く客の需要を見越し、商品の構成比は「パープルレーベル」などファッション性の高いアイテムを6割とした。
【関連記事】【SENKEN HIKE BIZ】「ザ・ノース・フェイス」 登山靴を強化、派生モデル拡充
一方で「都市生活者がフィールドへ出るきっかけになる店にしたい」(同社)とし、店内奥にはパフォーマンス系の売り場を大きく設けた。

期間限定で定番の登山用フリースジャケット「デナリジャケット」などのアーカイブを展示し、アウトドアブランドのイメージを訴求する。

強化しているシューズを見せるため、専用の什器を導入した。トレイルランニング用からタウンユースモデルまで、幅広く揃える。キッズ向けの売り場もあり、ファミリーで楽しめる。


レジ近くには京都紋付と協業したTシャツや江戸文字風のグラフィックを使った商品など、インバウンド向けの売り場を作った。今後、客層などを見ながらイベントスペースのように商品を入れ替えていく考え。オリジナルのタウンガイドを無料で配布するなど、東京駅に近い店ならではの企画も実施している。