東京ブランド21〜22年秋冬 多様性あるコートの着こなし

2021/05/18 06:28 更新会員限定


 東京ブランドの21~22年秋冬向けの商品で、一つの着方に限定されないアウターが目立つ。ボトムとのセットアップで見せたり、ドレスのように着用したりと、新しい見せ方が出てきた。色や光沢の違い、ボリューム感を変えたレイヤードスタイルが新鮮だ。

(須田渉美)

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 「ザ・リラクス」(倉橋直実)はアウターに軽やかな裾のラインを加えて、トラッドでスマートな線を感じさせるスタイルを見せた。細いラペルのテーラードコートは深めのサイドスリットが入り、Aライン寄りのシルエット。トレンチコートも裾に量感を出して、ガンフラップをウエストライン付近まで大きくして、ドレープ感をきれいに出した。流れるラインをきりっと引き締めるのは、ミリタリームードで襟を立てるスタイリング。中肉の先染めチェック地のシャツブルゾンはフラップポケットの付いたスカートとセットアップで着用したり、単品でインナーに活用したりと、機能的な美しさを伴なって汎用性が高い。クラシックなウールコートの重ね着も、ボタンで留める襟のディテールが入ることでモダンな印象に見える。

ザ・リラクス

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