東京ブランドの27年春夏は、建築からの影響や体になじむ構築性が着眼点になった。新しい形を生み出すことよりも、体を包み込むようにして造形的な美しさを描く傾向が目立つ。一枚で見映えのするシャツ、シャツのように着用できる薄手のアウターなど、春夏のアイテムの作りが変わってきたことも背景にある。
(須田渉美)
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「アキラナカ」(ナカアキラ)は、日本のものに向き合う意識から、西洋の装いとは異なる現代的な新しさを見いだした。京都の寺院や庭園を訪れ、空間と様式の中で感じた美意識の本質を服作りに応用している。ドレスやテーラードジャケットの一部は〝平面の美〟を立体に応用し、包む、畳む工程から形作られている。袖がきもののように広幅に設計されたワークスタイルのドレスは、背中のヨークの下に端正に折り畳んだタックが入る。ウエストを結ぶと、日本的な情緒を感じるシルエットに。
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