《どう作るどう売る》TSIパーリーゲイツ企画責任者 酒井昭征さん 気温対策と若い層獲得を

2025/02/17 11:00 更新


TSIパーリーゲイツ企画責任者の酒井昭征さん

 「パーリーゲイツ」の強みは、長年愛されてきたデザインの積み重ねにあります。お客様が過去のデザインを振り返り、「あの時のあのデザインが良かった」とコメントをいただくことも多い。こうしたブランドのアイデンティティーを守りながら、さらに成長していきたいと考えています。

 25年秋冬は残暑や暖冬といった気温対策、新カテゴリー立ち上げによる新規客の獲得に力を入れます。

 マリンやガンクラブチェック、ドット、花など時代を超えて親しまれる柄を軸に企画しました。ガンクラブチェックをプリントした9月販売のブルゾンは、一見すると普通のブルゾンですが、軽い素材を使っており、残暑の厳しい時期でも快適に着用できます。

 気温に合わせてお客様自身で調節しやすいように、レイヤードでの着こなしを提案します。軽めのジャケットなどを増やしたほか、取り外し可能な袖や裾、ベンチレーションなどのディテールを加えたアイテムも加えています。また、服の下に重ねる薄手で暖かい小物類として、アームウォーマーやネックウォーマー、レッグウォーマーなども新たに揃えました。

 新規客の獲得を目的に新カテゴリー「パーリーゲイツ・イズ・パーリーゲイツ」を、25年秋冬にスタートします。現在は40~60代が中心なので、若い客層も獲得したいと思っています。ロゴをメインとした分かりやすいデザインで、手に取りやすいアイテムを提案します。価格も通常のラインに比べて少し抑えました。ブランドらしさを維持しつつ、間口を広げながらブランドの成長を目指します。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事