ユナイテッドアローズは、17年3月期を最終年度とした中期経営計画の連結売上高1550億円、同経常利益170億円の目標を取り下げる。15年3月期が増収減益で期初計画未達となったためだ。今期は店頭の品揃えで実需対応と半歩先のトレンド提案のバランスを見直し、接客レベルの向上やSNS(交流サイト)を活用した情報発信なども行い、収益性を高める。前期に膨らんだ在庫の消化にも引き続き取り組む。
\前期は2%増収ながら、利益の各段階で減益となった。円安などによるコスト上昇分を価格転嫁したものの、売れ行きが鈍った商品があったほか、国内外の新規事業を複数同時に立ち上げたが、それにより人材が手薄になった。また、新規事業の赤字をカバーするため既存事業の計画を高めに設定したことなどが響いた。
\このため、中計の売上高と経常利益目標を取り下げた。ただ、17年3月期のROE(株主資本利益率)20%の目標は維持する。また、22年3月期を最終年度とする長期ビジョンの連結売上高2200億円、経常利益264億円の目標も変更しない。
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