富山在住のデザイナー、加藤公子がデザインする「ユニオンランチ」が中心となって、富山の町おこしのイベントが開催された。「UNION LAUNCH MARKET in TATEYAMA@The Market」と題したイベントは、快晴の秋空の下、2日間にわたって行われた。
(小笠原拓郎、写真=端裕人)
町をつなぐプロジェクト「ザ・マーケット」はデザイナーの加藤がキュレーションし、移住先の富山に仲間が集まって開催された。1点ものリメイクや、コラボアイテムの先行発売など、ここでしか手に入らない”モノ”や、アート・ワークショップなど特別な体験ができる”コト”を、日常から離れ素晴らしい景観と共に楽しめる企画だ。地場の美味しい食事を提供するショップも出店したほか、参加者による座談会なども開催された。
ユニオンランチは「共同体で服を作る」をブランドコンセプトにしており、これまでも持続するモノ作りと、ファッションの垣根を越えた協業のカタチを模索してきた。 コロナ禍での開催には不安もあったが、「人と人が繋がり、みんなで楽しく出来ることがその土地に根付き、その楽しさが継承していくことを願いはじまる一歩」として、感染防止に注意を払って行われた。