ユニー、女性社員による開発商品が好調

2017/01/13 06:30 更新


 ユニーの女性社員が女性の視点で商品を開発するプロジェクト「デイジーラボ」は17年2月期、開発商品の売り上げが1億4000万円に広がり、来期は5億円を目指す。

 デイジーラボは働く女性の悩みを解決することを目的に14年9月、ユニーの女性社員が自主的に結成した。現在の陣容は営業企画を中心に20人。これまでカー用品や家庭用品が中心だったが、来期はアパレルなどにも広げていく。

 デイジーラボが最初に開発したのはカー用品。自動車通勤の多いラボのメンバーの「快適な車内で通勤したいが、欲しいカー用品がない」という不満から、女性向けカー用品ブランドと協業し、女性向けのシートカバーやクッションなどを開発した。

 カー用品の開発を通じて、豊田自動織機の「Vitz女子力向上委員会」との交流も始まり、トヨタ自動車「ヴィッツ」の「デイジーラボエディション」を両者の協業で企画し、アピタの店舗で限定販売した。いずれも計画以上の売り上げという。

 「忙しい女性の楽しく幸せな暮らしを研究したい」(デイジーラボリーダーの大澤明子ユニー営業統括本部営業企画部マネジャー)として、不定期ながら月に1、2回のミーティングで、商品開発にとどまらず既存商品の掘り起こしや編集、サービス、販促などの分野で〝研究〟を重ねてきた。

 研究成果として、昨年12月の「こだわりまくら」に続き、1月にはフライパン、オリジナルショコラを発売した。まくらは1万個、4900万円、フライパンは3万枚、3500万円の年間売り上げを目指している。来期は衣料品にも取り組み、UV(紫外線)カットなどの機能商品を女性視点で開発する。

 

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新商品を紹介するデイジーラボ”研究員”


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