ベネクス社長 中村太一さん リカバリーを特殊じゃなく日常に

2025/11/13 12:00 更新有料会員限定NEW!


中村太一さん

 日々の疲れに悩む多くの人たちから関心を集めるリカバリーウェア。約15年前、休養にいち早く着目し、「着るもので(体を)リカバリー」する〝リカバリーウェア〟をどこよりも早く開発・提案したのがベネクス(神奈川県厚木市)。着圧で血流を促す〝コンプレッションウェア〟はスポーツブランドから多数出ていたものの、リラックス時に着用する締め付けないウェアはなかった。そこに〝休養時専用〟をうたった同社が現れた。地道な研究開発と販売活動をコツコツと積み重ね、「ベネクスリカバリーウェア」は8月中旬、累計販売数が220万枚を超えた。

市場を創り出したパイオニア

 ――9月30日に20周年を迎えた。

 私たちは、「世界のリカバリー市場を創造し、そこに関わる全ての人を元気にする」というビジョンに基づいて事業を進めてきました。創業から20年が経って、ようやくリカバリー市場と言ってもいいものが出来たのかなと思っています。

 当初はリカバリーという言葉に対する世の中の認識がパソコンの修理とかそんな感じでした。今は「リカバリー=疲労回復」という認識が一般化しました。私たちが考えていた半分夢物語のようなアイデアを色々な方々が応援してくれ、信じてくれて、投げ出さずに付き合っていただいたおかげで今があると思っています。

 ――最初の商品は介護用マットだった。

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