先染め織物で知られる兵庫県西脇市の播州産地で、オリジナルのデザインと作品を生み出している。代表の玉木新雌さんは、西脇へ移住して今年で16年が経つ。産地との関係や新たな挑戦を通じて独自の価値を築いてきた。大阪・関西万博への出展やコットンの収穫ツアーの開催など、精力的な活動も続けている。12月には今までの取り組みや考えをまとめた自伝を出版する。これまでの歩みと今後について聞いた。
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オリジナリティーを追求
――16年間を振り返って。
昨日のことのように感じるくらい、あっという間でした。当時、「こうなりたい」という将来の姿を具体的に思い描いていたわけではありません。色んなきっかけを通じあれよあれよという間に今の形になっていたという感覚です。結果的には良かったと思っています。
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