《視点》クリーニング

2018/03/22 04:00 更新


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 クリーニング店には冬物のコートなどを次の冬が来るまで預かるサービスがある。記者も何度か利用したことがある。このサービスについて以前、約束の時期が来ても受け取れない例が相次いでいるという報道があった。

 サービスというよりも店側の都合によるシステムの意味合いが大きい。年間で最もクリーニング依頼が集中する時期の仕事を、長期間預かることで時間的余裕を持たせ、平準化するのが目的の一つのようだ。

 受け取れなかった例は、後回しにしすぎてまだ洗っていなかったということらしい。クリーニング店の実情も想像がつくが、放っておけば汚れが定着するし、これまでの信用にひびが入った気がした。

 いつも利用している店ではどのようにしているのか、とても気になった。急に暖かくなったので休日にコートを2着持参。相手を嫌な気持ちにさせずに聞きだせるよう、せりふも考えておいた。

 毎年のように「お預かりしますか」と聞いてくるはずと構えたが、すんなり終了。そうか、早過ぎた。まだ「預け」なくても仕事を回せるのだろう。ということは、やはりピーク時に預けたらずっとそのままなのか。ますます気になる。(赤)



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