《視点》国内回帰

2026/02/10 06:23 更新NEW!


 百貨店のバレンタイン催事で、日本のチョコレートブランドを集めたコーナーや、国産素材を使った打ち出しが目立っている。従来は抹茶や日本酒を使ったものが多い印象だったが、今年は新鋭ブランドも含めてより一層バリエーションを追求していると感じた。

 ファッション業界でも、日本ブランドの取り扱いを強化しているセレクトショップが増えている。円安の影響を考慮すると、自国で探すとなるのが一般的な考えとしてある。だが、国産生地や縫製、染色などの国内にある技術を生かした服に注目が集まっている側面もあるように思う。

 百貨店の自主編集売り場でも、好調ブランドとして日本のデザイナーブランドがよく挙がる。今後のファッション業界を考えると、支持者が一定数いることに安堵(あんど)する。最近は、国内の若手ブランドの新規取り扱いもちらほら聞く。

 国内に目を向けるバイヤーや消費者が増えているとすれば、日本で物作りをする人にとっては好機だ。日本の物作りの魅力を再認識する時代が、来ているのかもしれない。

(祥)



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