《視点》古着やSNSによる変化

2018/09/12 06:23 更新


 古着の人気が相変わらず続いている。この間、大阪のアメリカ村で複数の売り場を取材したが、古着の中心地として知られる同エリアでは、古着店の活発な動きが目立っていた。

 ある好調店は、「ここ数年はメンズの伸びが顕著」と振り返る。もともとレディスが主力だが、ここ数年で若い男性客が増え、ビンテージと呼ばれる古着にも興味を示すようになっているそうだ。

 一方で、最近気になっているのが、メンズで売れている商品がレディスのトレンドと重なるケースが増えてきたことだ。最近でいえば、チェック柄のアイテムがメンズ、レディスともに人気がある。

 特定のアイテムや柄が男女共通で売れる背景には、SNS、そして古着の広がりが関連している気がする。実際、古着は男女に広がり、ユニセックス感覚でミックススタイルに取り入れられている。「売れ筋となるトレンドの周期が短い」とも言われている昨今だが、古着やSNSの広がりから参考にすべきことも少なくなさそうだ。

(畔)



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