応援購入サービスのマクアケはビームスと地元事業者による新商品開発を広島から開始した。なぜ広島かというとビームス広島が他店より先進的なことに多く取り組んでいたから。地元とのマルシェを始めたり、昨年は宮島で地元事業者との期間限定店を設けた。
マクアケも昨年から広島拠点を設け、中国地方の事業者と商品開発を進めていた。今回はビームス広島のスタッフのセンスを生かし、地元事業者との物作りを進めた。キャンプ好きのスタッフが高いデザイン性のたき火台を企画するなど新しいアイデアが出てきた。
地方の製造業は高い技術力、物作りへの思い入れがありながら「なかなか、それをヒット商品に仕立てられない」という悩みがある。クラウドファンディングは在庫リスクが少ないことからいろいろな事業者が新商品開発に挑戦している。
ビームスでも「東京の商品担当だけでなく、全国の店舗スタッフがカッコイイ物作りを追求できる」と着目する。コロナ禍により地方経済も厳しい状況だが、地方事業者が踏ん張っているうちに新しい挑戦で復活してほしいものだ。
(茂)