全てを天候要因には出来ないが、異常な残暑などファッションは天候に左右される部分が大きいのも事実。年々、以前のようなMDが通じなくなっている。
気候に翻弄(ほんろう)されるのではなく、店頭で〝感動〟を提供することで、店への期待感やファン化につながる、とはアパレル社長の話。ファッションの楽しさや自分では選ばない着こなし提案などが来店や購買を促すことになるという。
いわく、〝ディズニーランド〟に例える。きれいに清掃された園内やアトラクションだけでなく、パレードなどのイベントへのワクワク感や期待感でファンになり、リピート客も多い。店も同じで、店内の雰囲気作りは当たり前。店頭で感動を提供することで、気温に関係なく足を運びたくなるような関係を築くこと。
単に商品を販売することにエネルギーを注ぐのではなく、来店したくなる〝コト〟も含めて提供することで、ブランドのファン、スタッフのファンになってもらえれば強い。商品の魅力は当然だが、「どこで買う」「誰から買う」がよりカギになっている。
(伸)