この連載は、売り場・商品とその見せ方・売り方・プロモーションなどをVMDで一気通貫し、さらに数値を背景にして読み解き、仮説を立て、どんな行動をすると無駄なくVMDオペレーションがうまく回るかという内容です。筆者がこれまでクライアントと業務委託契約をし(もちろん守秘義務契約も含む)実践してきたVMDをご紹介します。
認識を共有
まず初めに、VMDに関して認識を共有したいと思います。VMDは、MD(マーチャンダイジング=商品化計画)及び販売計画と連携することで役割を果たします。単に空間における商品表現の美しさの追求だけではありません。デザインに携わる人たちだけが行うものでなく、本部と店舗がルーチンワークとして行う「VMDオペレーション」が仕組み化されていなければなりません。