皆さま、すっかりご無沙汰しておりますが、お変わりありませんか?
九州では豪雨が激しく、その影響の範囲が広がっています。被災された皆さんに心からお見舞い申し上げます。できる限り早く、日常が取り戻せますようお祈りするばかりです。
天災にしてもウイルスにしても、私たちの力の及ばないようなことが続き、これまでとは少し違う気分になったり、いつもよりちょっと真面目に考え事をしたりした方々も多いのではないでしょうか。私自身も、ここ数カ月を振り返ると、いろいろな気持ちがただただ巡るような、まだうまく言い表せないような感覚があります。
大きいテーマで言えば、ファッション業界の今後は、どんな風に変わっていくのだろう…みたいなことを考えた方々もおられるでしょう。
このように、改めて再考の時間が広がったのは、日本だけにとどまらないようです。
いわゆるコロナ禍という共通体験を経て、ファッション業界がどう変化していくのか、トレンドはどうなるのかを探ろうというプロジェクトがスタートしました。
イタリアから呼びかけられたもので、世界11カ国から1つずつ専門紙・誌がリポートする企画です。
“ファッションの未来”を語り、一つにまとめて公開し、動画も配信する試みで、繊研新聞としても協力を決め、不肖ながら若狭がリポートを書いて参加しています(汗、汗)。
企画したのは、世界的な認証企業の大手で、英・インターテックグループです。各産業界への試験・検査・認証などで知られる企業が、ラグジュアリーブランドのイベントなどを催せるようなスペース「メゾン」をフィレンツェに設けていて、このメゾンがウェブでのプロジェクトを取りまとめています。
参加したのは、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、ロシア、オランダ、イギリス、アメリカ、そして日本です。
ファッション市場を見つめる各国の専門家の視線に、どんな共通項や違いがあるのか、そして新しい発見はあるのか、ご覧いただけましたら幸いです。
サイトはこちらから閲覧できますので、どうぞお楽しみください。
わかさ すみこ:総合1面デスク。92年入社、東京営業部配属。95年から大阪編集部、テキスタイルトレンドなどを担当し、2010年から商品面デスクとともにファッショングッズ分野などを受け持つ。北海道出身。これから、デスクのひとりごと的レポートを始めますので、よろしくお願いいたします。