大阪・心斎橋を拠点にするインポートシューズのセレクトショップ「テラス」。代表の森田祥子さんは07年の創業時から、伊ミラノで開催される見本市や伊国内のファクトリーを回り、欧州らしいエレガントな製品を仕入れてきた。百貨店やセレクトショップで身近に購入できるインポートシューズの扱いが減っているなかで、東京都内で春と秋に開く期間限定店は、探し求める女性たちで一段とにぎわいを増している。
(須田渉美)
待っていては出合えない
会場は表参道付近のイベントスペース。店頭に立つのは、森田さんと接客力のあるスタッフの山田さんと、都内を拠点にするパーソナルファッションディレクターの麻日奈芽実さんだ。職業やシーンに応じた外見のイメージコンサルティングに携わり、東京エリアで顧客の礎を築くきっかけになった。

海外ブランドの華やかなデザインが好きな人だけでなく、社会の第一線で活躍している美意識の高い女性の需要を取り込むことがインポートシューズの商売には欠かせない。ファッションのスペシャリストとタッグを組んでテラスの存在を伝えてきた。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!
