子供たちが喜々として店頭で商品を提案している。チラシを配り歩く子供、声高に呼び込みをする子供。インフォメーションスタッフのアナウンスも聞こえる――「こども夢の商店街」の開店だ。すべての商売や働いた賃金はすべて、米と交換できる「おむすび通貨」でやり取りする。「1むすび」は50円相当で米にすると0.5合。地域活性化を目的にした〝コメ本位制〟の地域通貨だ。お金と経済の仕組みを知るだけでなく、子供たちの生きる力を育む取り組みだ。
世界初のコメ本位制地域通貨
――こども夢の商店街とは。
子供たちが「お店屋さん」を出して自由に〝商売〟を行い、店を出さない子供たちは商店街に携わる「オシゴト」を会場内にあるハローワークで探し、仕事で報酬を得ます。オシゴトはチラシ配りやアナウンサー、カメラマン、銀行員と様々で、子供が「働く経験」を気軽にできるイベントです。
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