コラム

《めてみみ》神護寺にて

2019/04/10

 京都市西北部にある高雄山・神護寺は、紅葉の名所として名高い。最澄や空海も籍を置いたことがある奈良時代からの古刹(こさつ)である。交通の便が良くないこともあって、オフシーズンは訪れる人が少ないが、それでも神護寺だけ...

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《視点》第二のコンビニ

2019/04/10

 「ようやくか」。コンビニエンスストアの24時間営業が社会問題化したのを見た率直な感想だ。 学生時代に働いていたコンビニではバイトが急な用事や病気で出勤できないときは店長が出て、カバーしていた。店長が24時間以上コ...



《めてみみ》会社が求めるもの

2019/04/09

 ファーストリテイリングが20年春採用の新入社員の初任給を2割引き上げる。現状の21万円が25万5000円になり、総合商社の初任給に匹敵する水準だ。広報部に聞くと、ファッション小売りで常態化している販売員の人手不足...



《視点》バランス

2019/04/09

 「目をつぶって買っても高くないし、品質も安心。これがしまむらのブランド力。それを回復しなくてはならない」とは北島常好しまむら社長。19年2月期は減収大幅減益。これを「ボトム」としての反転を期す。そこでこの間、裏目...



《めてみみ》自転車シーズン

2019/04/08

 自転車はファッション業界の救世主になれるのか。今春の紳士スーツの打ち出しでは自転車通勤用の企画が目立つ。青山商事の「ザ・スーツカンパニー」はファッションサイクルウェアブランド「ナリフリ」と協業したスーツを出した。...



《めてみみ》自主編集の使命

2019/04/05

 百貨店の自主編集売り場の役割とは何だろうか。西宮阪急のメンズフロアに今春、誕生した「ジャッカブルー」の話を聞いて考えさせられた。「〝いい男〟と〝すてきパパ〟を両立する男の日常」がコンセプトで、同店流のカジュアルフ...



《視点》マヨネーズがうらやましい

2019/04/05

 「マヨネーズがうらやましい」――テキスタイルメーカーの担当者と話した際、こんな言葉がもれてきた。話題は〝値上げ〟についてだ。原料の食用油が高騰した07年以降、国内食品大手はマヨネーズをたびたび値上げしている。マヨ...



《めてみみ》FC店の不満

2019/04/04

 経済産業省が、コンビニエンスストア大手のセブン‐イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップにFC加盟店の経営環境改善に向けた「行動計画」の策定を要請する。世耕弘成経産相が4社の経営トップと会合し...



《視点》パンドラの箱

2019/04/04

 「ウェアラブル技術はパンドラの箱」。ウェアラブルIoT(モノのインターネット)製品・サービスを開発するミツフジの三寺歩社長がたびたび話す。センシング技術やアルゴリズム開発、AI(人工知能)の飛躍的な進化で「未来に...



《めてみみ》名脇役でも…

2019/04/03

 京都新聞出版センターによる『京の名脇役』という本がある。京の暮らしや伝統工芸を陰で支えてきたモノや人に光を当てた本だ。冒頭に取り上げられているのがマネキンだ。日本のマネキンの祖は、京都の島津製作所創業者の長男、島...