松井孝予

仏蘭西は1日にして成らず。同居犬ジャック・ラッセルたち並の嗅覚を持つパリシェンヌ(パリ犬)になりきって、この国の奥深さをサラッとお伝えしていきます。 まつい・たかよ 締め切りから解放されたい欲望からトーキョーの出版社勤務にピリオドを打ち、職ではなく食を求めパリに来たはずなのに… 美食だけの人生は許されず(当たり前)、センケンの通信員をしています。締め切り+時差の皮肉な運命に逆らわず、仕事と食歴磨きに励む毎日です。

若手アーティストを育てる・現代芸術を見る(松井孝予)

2024/03/05

前回のレポートでは「モードの若手クリエイター」をテーマにお届けしました。それに続き、今回は「若手アーティスト」について。アート&インダストリーデザインの分野では、突然スターが現れるようにみえるのですが、これはやはり...

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若きクリエイターへ! イエール国際フェスティバル(松井孝予)

2024/01/18

FESTIVAL INTERNATIONAL-HYERES若い才能への願いを込めて、2024年のレポートplusをスタートします。昨年、とても心に響いた取材のひとつに、イエール国際フェスティバル(イエール)が挙げら...



パリでフォト(松井孝予)

2023/12/22

PARIS PHOTOパリという都市は、同じカテゴリーのいくつものイベントを「ウィーク」とか、「シーズン」とかのネーミングで集合化する特技を持っています。モードでは「パリ・ファッションウィーク」、なんてあらためて言...



パリ・ラヴストーリーからはじまるサステイナブル起業(松井孝予)

2023/11/14

プロローグそれはラヴストーリーからはじまる彼女の名はCamille/カミーユ。職業はファッションデザイナー。ニューヨークに渡り「マーク・ジェイコブス」、ロンドンで「アレキサンダー・マックイーン」、そしてパリに戻り「...



イエール国際フェスティバル グランプリ プルミエール・ヴィジョン賞をうらなう(松井孝予)

2023/09/28

38e FESTIVAL INTERNATIONAL DE MODE, DE PHOTOGRAPHIE ET D’ACCESSOIRES - HYERESまたいつもの如く突然ですが、イエール国際フェスティバルのモー...



ライカ LEICA ライカ(松井孝予)

2023/09/04

今年は「U」の年。と、突然言われても何のことかわかりませんよね。ウサギならわかるけど。フランスには犬や猫に名前をつける時、その年のアルファベットをイニシャルにする習慣があるのです。2023年はU、去年は「T」、来年...



パリにいながら目で世界周遊(?)(松井孝予)

2023/05/02

突然ですが、「フランス人は誰だ?」のジョークにおつきあいください。それではご一緒に。ある国のホテルでの朝食シーンを想像しましょう。そこには欧州からの旅行客がたくさんいます。(史上最大規模のフェルメール展が開催されて...



森、またはそれらしき空間(松井孝予)

2023/04/10

さて、突然ですが、絵本とか童話の読書に幸せを感じる今日この頃です。これも時世のせいでしょうか。特に神秘的な空間からでしょうか、森の中を舞台にしたお話に惹かれます。地元の作者から挙げていくと、17世紀のフランスで政府...



新年(読む)シャンパーニュで乾杯!(松井孝予)

2023/01/06

シャンパーニュメゾン ポメリーのドメンヌへ(またもや)2022年 最高の収穫!小さなパールのように美しいビュル(泡)が天に向かって真っ直ぐらラインを描く。金色がかったシャンパーニュ/シャンパンで満たされたフルートグ...



ブルス・ド・コメルス ピノーコレクション(松井孝予)

2022/08/15

「パリで必見の場所ってどこ?」と、尋ねられると(尋ねられなくても)迷う暇なく、反射的に「ピノーコレクション」と答えてしまう。「ブルス・ド・コメルスーピノーコレクション」/La Bource de Commerce ...