17年プレスプリングコレクション2

2016/07/05 06:33 更新



 ニューヨークブランドの17年プレスプリングコレクションには、ポップなテイストが広がっている。特にポップなイメージでないブランドも、色や柄でポップなニュアンスを加えた。ミレニアル世代を意識しているのか、カレッジやスクールガール風にまとめるブランドが増えている。(ニューヨーク=杉本佳子通信員)

 

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 「マーク・ジェイコブス」は、前シーズンのデコラティブでボリューミーな路線を継承しつつ、そこにカラフルな色とオウムやフラミンゴといったトロピカルなモチーフを加えて、パワフルでポップなエイティーズルックを作った。ゼブラやヒョウと市松模様を組み合わせ、たばこをくわえた大きなくちびるのアップリケやスパンコールのアップリケをのせる。

 エアブラシをかけて、そこにビジューも飾る。カムフラージュプリント、アーミーグリーン、スタッズやミリタリーバッジなど、ミリタリーの要素も多い。光沢のあるパイソンやラメ、フォックスファーでゴージャスな気分も入れた。アイテムは、裾からチュールをのぞかせた量感のあるギャザースカート、バイカージャケット、長いスリットを入れたスカートやドレス。ゆるふわシルエットのスウェットシャツやバギーパンツ、ジージャンとジーンズのセットアップも目立つ。アクセサリーはスカーフが多く、ボウカラーやリボンを飾ったブラウスやドレスも豊富。

 

 

 

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 「アリス・アンド・オリビア」は、ジャンミシェル・バスキアを中心とした80年代のアートシーンに着目した。バスキアの絵をプリントしたようなロングスカートやミニドレス、カラフルな花の刺繍を飾ったスタジアムジャンパーなど、迫力のある服が多い。ワイドレッグのフレアパンツが目立つ一方、マルチカラーボーダーストライプのピタピタニットのドレスもある。色は白黒にパンチの利いたコバルトブルー、ルビーレッド、イエローを合わせた。

 

 

 

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 「マイケル・コース」は白黒とネイビー中心だが、オーバーサイズの水玉やハトメ、ボタンでポップなニュアンスを入れた。白黒のシェブロン柄をインターシャで描いたミンクのバルマカーンコート、スパンコールのフリンジでボーダーストライプを走らせたミニドレス、ゴールドレザーのトレンチコートなど、スタンダードな形をグラマラスに仕上げる。パラッゾパンツやワイドレッグのセーラーパンツで、リラックスした気分も入れた。水着はパーティーで人目を引くためのデザインで、「うちの水着を買う客は誰も泳がない。機能的なのをつくると売れない」とマイケル・コース。

続きは繊研新聞で



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