プレーンストッキングや白ソックスなど定番が強かったレッグファッションだが、17年春は久々に遊びのあるアイテムが広がりそうだ。注目はネットタイツとネットソックス。ネットはエレガントになりがちだが、あえてカジュアルスタイルの外しに使うのが今年っぽい。アスレジャースタイルに合わせるレギンスも浮上している。
16年秋冬はネットタイツが前年比4倍となったというチュチュアンナは、その勢いを受けて17年春夏はネットタイツに加えてネットソックスを推す。大きな網目のタイツとダメージジーンズとのコーディネートや、ネットソックスとラメソックスなどとのレイヤードも打ち出す。ネット以外にもレースやテグスといった透ける素材のソックスも増やしている。
ブロンドールの「ブロンドール」「17℃」もネットソックスやタイツを強化。網目の大きさのバリエーションや、ピンク、オフホワイトなどトレンドカラーを揃え、春夏は前期比1.5~2倍の販売を見込む。1枚ではくだけでなく、ソックスとの重ねばきや、ネットソックスの上に丈の短いソックスを重ねるなど、様々なはき方を提案する。
ブロンドールではレギンスも動き始めた。新丸の内ビル店では「おしゃれな30代がレギンスを探している」という。グレーやグレージュなどのニュアンスカラーを、アスレジャースタイルやゆるニットと合わせる女性が増えている。夏に向けて薄手の綿混や冷感加工などバリエーションを増やしていく。