アダストリアの「ハレ」は3月13日から、〝推し活〟をテーマにしたキャンペーンを実施する。アイドルなどを好む新規客を取り込む狙いだ。推しのイメージカラーを選べる限定商品を販売するほか、販売員によるコーディネートの発信も行う。
【関連記事】アダストリア「ハレ」 アーティスト郷祥さんの作品をシャツやジャケットに
ハレはモードテイストの20代向けブランドで、売り上げに占める男女比は6対4だ。モノトーンの服が多いが、差し色として赤や青などのアイテムも毎シーズン出している。ここ数年、女性客を中心に差し色の服や雑貨を、推し活用に買う客が増えてきた。これを受け、自社EC内コンテンツ「スタッフボード」やSNSでも、特定の色でまとめたコーディネートの提案を強化してきた。

キャンペーンでは、定番アイテムからメンズ・レディス各3型を選び、赤、青、緑、黒、紫の5色で企画した。シアーのシャツ(税込み8910円)や、ユニセックスで着られるTシャツ(6930円)などがある。

店頭では商品を色ごとに集積して訴求する。また、全国約30店に、それぞれ担当の色を割り振り、期間中は販売員が自店の色を使ったコーディネートの発信を行う。
「ハレのモードな〝推しコーデ〟の潜在ニーズは高い」(久保田裕子ブランドプレス)とみて、反響を分析しながら次回以降の企画につなげたい考えだ。
