大ヒット中の「アンテプリマ」の「ワイヤーバッグ」。EC、店舗ともに売り上げが拡大している。ECでの販売は自社ECと在庫連携している楽天市場の二つ。自社ECでリピーター、楽天市場で新規客の獲得につなげている。
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――EC販売の変遷は。
自社ECでの販売は、実は20年くらい前から行っています。売り上げが顕著に伸び始めたのは、ワイヤーバッグの一番人気であるスクエア型ミニサイズ「スタンダード・ミニアトゥーラ」を発売した21年から。22年4月期から前期比107%、23年137%、24年199%と右肩上がりで成長しています。今期も5~12月中旬時点で175%で推移しています。
――注力している施策は。
現在の売り上げ規模に合わせたECでの在庫確保です。期間限定店やSNSでの反応、問い合わせや入荷待ちの数などから、次に売れると期待できるものを事前にMDに共有し、きちんと売り上げを伸ばすように努めています。
――SNSでワイヤーバッグに関連した投稿がバズっているのをよく見る。
インフルエンサーマーケティングは大きく仕掛けていないんです。お客様が自発的にコーディネートやウィッシュリストに入れて発信してくれたり、「楽天ルーム」で入荷速報を出してくださったり、たくさんの投稿に支えられています。毎日何かしらの投稿が上がっているような状況です。
――新規客が増え続ける一方、リピーターも。
もともとメルマガの開封率が良く、20%を超えています。最近はLINEとの連携も強化していて、入荷のお知らせなど「ステップ配信」をこまめにしています。初速が上がりました。昨年、新たに会員制度も設けました。ランクに応じた還元をアンテプリマなりに行っています。