来年、創業145周年を迎える服飾雑貨メーカーのブルーミング中西。3本柱の事業を軸に、変化する環境に対応した施策が進む。人流の増加に伴い、施設や売り場の客数が伸びて売り上げも回復している。
(古川伸広)
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ハンカチを中心とした卸、雑貨中心のOEM(相手先ブランドによる生産)、リテール(ハンカチの直営とEC)が経営の軸です。卸は百貨店販路が大きく、今年は好調な店が多い。10、11月は少し勢いが落ちましたが、売り上げは前年や計画を超えています。我々のアイテム・売り場はインバウンド(訪日外国人)が一つのキーになっており、インバウンドの来店が多い売り場は好調で、元々少ない地方の店や郊外店はまだ少し厳しいようです。
専門店販路は商品開発で新規開拓が進み、これまでターゲットではなかったコストコなどに広がっています。ホテル関連では、リネンサプライヤーとの長い取り組みのテーブルクロスなど宴会関連に加え、宿泊関連を強化しています。
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