ブランドマーケティングは、すぐに売り上げや反応として表れにくい領域である。ゆえに「どれほど効いているのか」が把握されず、短期的な成果を求める判断に押し流されてしまうことも多い。
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必要となるのが、ブランド活動を長期視点で捉え、その価値の蓄積を可視化するためのKPI(重要業績評価指標)設計である。ブランドは「資産」であり、時間をかけて〝育てる〟もの。成長を確認し、次の行動に生かす視点がなければ、ブランド戦略そのものが持続しない。
目に見えない価値の健康診断
ブランドKPIは、売り上げでは測れない〝無形の価値〟を見える化する指標。「なぜ選ばれているのか」「顧客との関係性はどうか」「好感・信頼はどれだけ積み上がっているか」など、ブランドの〝質〟を測るために用いられる。
代表的な評価指標は下記の通り。
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