ジーンズカジュアルブランドの間では、ジーンズをはじめとしたデニムアイテムで好感触が続いている。若年層をはじめ、デニムを楽しむ男女が広がっていて、その中には本格的な物を求める動きもある。これを受け、ブランド側も意欲的な提案が目立っている。
若年層にも拡販
リーバイスでは過去のプロダクトの復刻をメインとした高級ラインの「リーバイス・ビンテージ・クロージング」が好調だ。メンズで特に人気があるのは、定番ジーンズ「501」の1954年モデルと55年モデル。数万円と高額だが、以前に比べて20~30代の若い客の購入も目立ち始めた。背景には古着ブーム、ビンテージの価格高騰がある。「昔ながらのジーンズをはき込み、自分なりの色落ちを楽しみたいという考え方が若年層にも広がっているが、実物のビンテージはもう高額すぎる」ため、復刻モデルの需要が高まっている。