商業用不動産サービスと投資を手がける世界最大手のCBREグループ(ロサンゼルス)の調査によると、世界で最もホットな小売市場は東京という結果が出た。東京には昨年、海外から63ブランドが新たに出店したという。2番目はトロントで、昨年25の海外ブランドが進出した。
\調査対象は50カ国の164都市。海外に最も積極的に出店したのは米国の小売業で、昨年国外に出店したケースの26%が米国の小売業によるものだった。出店先はアジア41%、欧州33%、中東とアフリカ12%だった。2番目に海外出店を積極的に推進したのはイタリアの小売業で、3位は英国、4位はフランスだった。
\最も積極的にグローバルな出店を進めているカテゴリーは中価格のファッション小売業で21%を占め、2番目はラグジュアリー小売業(20%)だった。ただし、米国への進出となると、ラグジュアリー小売業が26%と最も多く、中価格のファッション小売業は20%で2番目となった。
\CBREグループは世界に370のオフィスをもち、従業員数は52000人を超える。
\(ニューヨーク=杉本佳子通信員)