AI(人工知能)などテクノロジーの進化が加速している。この大きな環境の変化をどう捉え行動していくかが、今後の企業の成長を左右する。変化の激しい時代において、現状維持は後退を意味する。リスクを恐れず、愚直な挑戦こそが未来を創っていく。私自身も変化を体感してきた一人として、提言を試みたい。
(Akatsuki Ventures代表取締役社長 石倉壱彦)
激変下の15年
私が時代の変化を最初に強く実感したのは11年。スマートフォンの急速な普及が、私たちの生活とビジネスを一変させた時期だ。LINEやフェイスブックの登場で人々のつながりが変わり、情報収集やゲーム、買い物といったあらゆる体験がスマホ中心になった。モバイルECの拡大やSNSマーケティングの台頭、CtoC(消費者間取引)市場の勃興、動画アプリの普及など、社会はかつてないスピードで変貌(へんぼう)を遂げた。
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