《トップに聞く》中外陶園社長 鈴木康浩氏 メーカーが手掛ける体験施設

2023/12/07 11:00 更新有料会員限定


鈴木康浩氏

 招き猫や干支(えと)人形を主力とする瀬戸市の陶磁器メーカー、中外陶園は9月、瀬戸の市街地に体験型複合施設「スタジオ894(やくし)」をオープンした。招き猫や器への絵付けを体験できるほか、カフェやギャラリーも併設する。長く地域に根付くメーカーとして、瀬戸の物作りの魅力や挑戦の姿勢を発信する。

(森田桃子)

 21年2月、コロナ下で社長に就任しました。東京五輪もあり訪日外国人への販売を強化し始めたさなか、厳しい状況に見舞われ、ネット販売を始めました。それがオンラインの便利さを実感する一方で、リアルの大切さにも気付く良い機会になりました。

 当社は瀬戸での物作りがあってこその商売。なぜ瀬戸で作るのか、発信するべきことは何か、また瀬戸に来てもらうにはどうすればいいかを考え、当社が70年かけて培った瀬戸焼のノウハウや魅力をリアルに感じられる場所を作ろうと思い立ちました。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事