世界の綿花市場でブラジルの存在感が高まる 今季、輸出トップの米に肉薄

2024/01/10 08:00 更新有料会員限定


綿花輸出量のトップを走り続ける米綿だが市場は変化している

 世界の綿花市場でブラジルが存在感を高めている。綿花商によると「昨年はブラジルが大豊作」。生産量を伸ばした上、安値だったことで輸出が膨らみ「世界市場を席巻した」という。市場関係者の間では、「ブラジル綿が、世界で最も輸出量の多い米綿に取って代わる」との見方もある。

(小堀真嗣)

史上最高の見通し

 米農務省のレポート(23年12月)によると、23~24綿花年度(23年8月~24年7月)にブラジル綿の生産量は1460万俵(1俵=480ポンド=約218キログラム、前年度1170万俵)で史上最高を記録する模様。このうち輸出量は前年度の670万俵から1150万俵へ大きく伸ばす見通しだ。

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