関心が高まる国内綿花栽培 産業観光・地域活性化の拠点に

2024/11/21 08:00 更新有料会員限定NEW!


 国内綿花栽培への関心が着実に広まってきた。綿の消費量全体から見ればわずかだが、SDGs(持続可能な開発目標)への関心の高まりに加え、綿花から製品まで国内で一貫生産するブランドストーリー作り、地域活性化のための地場産品作りなどに期待が膨らむ。

(山田太志、永松浩介)

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行政や福祉と

 兵庫県加古川市で11年から無農薬・有機栽培に取り組むのが「かこっとん」プロジェクト。今年の栽培面積は4万平方メートル、収穫量は2トン(種含む)近くで、来年は当面目標にしていた5万平方メートルが見えてきた。農家や福祉団体、行政、企業とも連携し、綿花や糸のほか靴下、ドレスシャツからジーンズまで用途開発が進む。綿実油の活用、茎や葉を用いたコットンペーパーやドライフラワー作りなども具体化している。

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