「ディーゼル」×「GR8」 8組のデザイナー・アーティストがデザイン

2020/09/15 10:58 更新


 ディーゼルジャパンが販売する伊ブランド「ディーゼル」は、東京・原宿のセレクトショップ「GR8」と協業し、日本で活躍する8組のデザイナー・アーティストがデザインしたカプセルコレクションを発売した。初日は好調な売れ行きだったという。ディーゼルの国内主要9店とオンラインストア、GR8とオンラインストアで扱っている。

 GR8のオーナー兼バイヤーの久保光博氏が8組のデザイナー・アーティストを選出した。「#FR2」「カリ・ソーンヒル・デウィット×ユウタ・ホソカワ」「コウジ・ウエダc/oコウスケ・カワムラ」「ネグレクトアダルトペイシェンツ」「リボルバー」「ディーティーティーケー」「ジュン・イナガワ」「ロジック」が、ディーゼルのデニムジャケットやスウェット、Tシャツをベースに、オリジナルグラフィックやクリエイティブを落とし込んだ。全36型。長袖Tシャツは8組全てが企画しており、1万3200円か1万6500円。

「ディーゼル」渋谷店には、協業商品の特設売り場を設けている

 協業は、久保氏が昨秋に都内で開いたパーティーに、ディーゼルの創始者兼OTBグループ会長のレンツォ・ロッソ氏が訪れ、意気投合したのがきっかけという。今回の8組のデザイナー・アーティストも同パーティーの参加者で、「フレンドシップやリレーションシップが確立できていて、一緒に国内のファッション盛り上げてくれる人たちをセレクトした」(久保氏)という。

 協業の企画は1年前から進めてきたものだが、発売がコロナ禍に重なったこともあって、「今後の国内のファッションマーケットを考えると、日本人の、日本人による、日本人のためのファッションが重要になってくる」と話す。GR8の実店舗とオンラインを合計した売り上げは、8月は横ばいだったものの、7月は前年同月比15%増だった。新型コロナの影響で外国人客が減っているが、「日本の若い子たちが日本のブランドを購入していて、それらの売り上げが伸びている」という。

「GR8」オーナー兼バイヤーの久保光博氏 Photo Credit:KOJI UEDA


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