23年の衣類国内供給量、コロナ禍の20年を下回る 輸入浸透率は98.5%

2024/06/25 17:30 更新有料会員限定


 23年の衣類国内供給量は輸入量の減少によって前年比4.7%減となった。日本繊維輸入組合が公表した「日本のアパレル市場と輸入品概況2024」によると、数量は35億5151万点。これはコロナ禍の影響で需要が減退した20年の実績(35億7184万点)を下回る規模となった。

(小堀真嗣)

【関連記事】22年の衣類国内供給量 輸入が膨らみ前年比2.5%増 輸入浸透率は98.5%へ上昇

 コロナ禍を経て国内市況は回復に転じ、21、22年は2年連続で国内供給量は増えたが、23年は再び減少した。輸入量は4.7%減の34億9670万点。このうち6割程度を占める中国からの輸入量は7.6%減の20億4145万点と大幅に減った。

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