夢展望が越境ECを本格化 各エリアの事業者と密に連携

2024/08/13 17:30 更新


 夢展望(大阪府池田市)は、越境ECを活用した海外販売を本格化する。米国、中国、韓国、台湾から始め、各地域の事業者と連携する。

 米国は、越境EC支援のゼングループ(大阪市)が運営する集客支援型越境ECバナー「ゼンリンク」と連携する。ゼンリンクは、多言語対応、海外決済、国際配送、集客支援を一括で支援するもの。主力ブランド「ディアマイラブ」は6Lなどの大きいサイズもデザイン豊富に揃え、サイズ展開の広さも強み。

 中国はインアゴーラ(東京)と組み、同社による中国向け越境ECプラットフォーム「ワンドゥ」に加え、中国版ティックトック「ドウイン」、SNS「小紅書」(レッド)の越境EC旗艦店を活用して販売する。KOL(キー・オピニオン・リーダー)を起用したライブコマースを積極的に行い、ファンの獲得を目指す。レッドには夢展望公式アカウントも開設した。

 韓国はクーパンと連携し、韓国向け商品や韓国の人気キャラクターとの協業グッズの販売も予定する。

 台湾は、PCホームグループ傘下のビビアンと連携し、代理購入サービス「BBチェックアウト」を活用する。台湾の客がビビアンで夢展望の商品を注文すると、ビビアンが代理購入し、同社が日本に置く物流倉庫から配送する。

 これまで海外アンバサダーを様々な国から起用するなど、海外展開を見据えたブランドの認知拡大に取り組んできた。

 海外売上高は年々伸び、中でも日本独自のファッション領域「地雷系」「量産型」の商品は23年度(23年4月~24年3月)、海外顧客向け出荷金額、出荷数ともに前年同期比2倍超となっている。

 海外展開をより効率的に実装するべく、各地域の事業者の強みを生かした販売戦略を策定した。

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