繊研新聞社は11月、第9回「ファッションECサミット」をオンラインで開催した。アパレル業界のデジタルや店舗運営の担当者を中心に300人が視聴した。パネルディスカッションや注目サービスのセミナーの要旨を紹介する。
基調講演の一つ目は、「アパレルOMO(オンラインとオフラインの融合)最前線」をテーマに3社の担当者が登壇した。まず、「OMOを実現するにあたっての自社の課題はなにか」についてそれぞれの視点から語られた。
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体験価値を伝える
レリアンの大角氏は、富裕層の多い顧客基盤と、顧客の心を離さない店舗スタッフという二つの強みを、「いかに生かすのか。生かせないのであれば障壁が何なのかを再認識すること」とした。ECでも店舗と同様の接客力をつけ、店舗ではデジタル化や情報への慣れが求められたと話した。