【4年ぶり本格開催!リアルの入社式】マッシュホールディングス

2023/05/16 00:00 更新


役員のほか、ルミネの高橋社長も来賓として出席した

 新型コロナの影響も薄れ、久しぶりにリアルでの入社式が華やかに行われた。各社それぞれの特徴が見られた式典ではドレスコードがなく、自分なりの最大限のおしゃれで表現した新入社員が夢と希望を持ってスタートを切った。

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成長痛を楽しんで

 マッシュホールディングスは4月4日、東京都千代田区の本社で行った。今年で創業25周年を迎え、中期的にはIPO(新規株式上場)を狙い、ライセンスや海外事業の拡大も視野に企業成長を加速させる同社にとって新入社員は「企業のアンチエイジングに必要な存在」と近藤広幸社長は代表あいさつで語った。

 「世界的なウェルネスデザインカンパニー」を目指す同志として「早く会社の血や骨や肉になってほしい」とし、それには一人ひとりの成長が求められる。「成長しようと思ったら少しずつ変化が起きる。自分の心や体に何となく違和感を覚えるかもしれないが、その成長痛を楽しんでほしい」と話した。仕事で信頼され、自分の居場所を職場に作るうえで、人間関係を築くためのアドバイスもした。

 ルミネの高橋眞社長も出席し、祝辞を述べた。マッシュホールディングスが初めて「スナイデル」でルミネ新宿ルミネ2に出店した08年からの歩みを振り返ったり、アパレル業界で今後起こりうるリスクと対策を話した。「一度きりの人生。この人生で何をやりたいのか、夢は何か、どういうふうに人生を設計するのかもう一度考えるのが大事」と新入社員を激励した。

 23年度の新入社員は計91人で、マッシュスタイルラボが62人(総合職54人、技術職6人、EC職2人)、マッシュビューティラボ23人(総合職17人、美容部員職6人)、マッシュライフラボ6人(総合職3人、パティシエ職3人)。

 24年度は約3倍の333人を採用する計画だ。3月には会社説明会を従来の規模よりも拡大し、全国4都市で計8回、3000人規模で実施した。全体の70%弱を見込む販売職は、新たに全国転勤のある総合職とエリア職に分ける。販売職の先のキャリアを描き、多角的に活躍する人材を育成する狙いだ。

(繊研新聞本紙23年5月16日付)

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