ネット販売・EC(電子商取引)支援のファッション・コ・ラボ(東京)が順調に売り上げを伸ばしている。収益性も改善しており、前期(15年3月期)に初めて最終損益の黒字化を達成。今期はEC支援事業を強化するとともに、収益の安定化に注力する。
\前期の売上高は前年比13%増で、初めて100億円を突破した。受託サイトの売り上げが好調に推移、運営するECモール「ファッションウォーカー」の売り上げは前年並みを維持した。
\売り上げとともに粗利も向上。昨年8月に都内から千葉県習志野市に倉庫を移転し、大幅に経費を削減した。
\今期も引き続き、売り上げを拡大する。今年4月、ワールドが活用するシステムの導入を完了。公式ECサイトと外部のECサイト間でリアルタイムで在庫データを共有する「リアルタイム在庫連携機能」などシステム強化による機能を活用、予約販売も充実し、EC支援事業を強化する。
\収益体質も強める。新システムを導入したことで経費の削減を図る。加えて、今期も昨年の倉庫移転による利益の増加が見込めることから、「安定して利益を出せる状況を作る」(中嶋築人社長)としている。