暑熱対策アイテムやサービスの提案が広がっている。夏場の過酷な労働環境での労働者の安全・健康を守るグッズとして定着するファン付きウェアのほか、新しい冷却機能商品も登場している。今年も猛暑が予想されるうえ、コロナからの行動制限の解除で屋外の活動もこれまでより活発になる見通しで、需要は昨年を上回るペースだ。
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14万円超のアイテムも
ファン付きウェアメーカーの空調服(東京)は、今年の「空調服」の販売が4月末までで前年比30%増と好調だ。夏の猛暑が見込まれることや、コロナ明けでの行動緩和で早めの調達が進んでいるとみる。この間、建築系の合同展示会に新規出展したところ新たな接点が開拓でき、「まだまだ市場を掘り起こせる」との手応えをつかむ。