90年代後半から00年代にかけて、本紙にストリートスナップの記事をたびたび掲載していました。30年近く前の、都会の一瞬を切り取っただけの記事ではありますが、その背景を店や企業に取材し、ときには売り上げなどの数字も入れていて、当時の商売の動きも少しわかります。“平成リバイバル”など様々なレトロが注目を集めている昨今、改めて読み返すことで、ビジネスに通じるヒントが見えてくるかもしれません。ベテラン記者が振り返ります。
※本文は読みやすく直しています。社名やブランド名などは原文のまま掲載します。
【関連記事】《平成ストリートスナップ》白黒コーディネートが大流行 基本は神戸系エレガンス(2002年6月22日付)◇
一気に広がる中折れ帽
2002年7月9日付

東京・原宿に中折れ帽があふれている。古い日本の映画に出てくるおじいさんがかぶっていたような太いブレード巻きやパナマハットのようなデザインだ。今月に入って一気に増えた。
中折れ帽といえば、02~03年秋冬のレディスコレクションや03年春夏のメンズコレクションにも登場している注目アイテム。なかには暑いのにもめげずに、フェルトのソフトハットでキメている男の子もいる。キャスケットにはすっかり飽きたし、今までかぶったことのない種類だけに、みんなカッコつけてお気に入りの様子だ。
ハリウッドランチマーケットやデプトなど人気ショップで買ったというヤングが多く、真夏に向かって全国に広がりそうな勢い。これをかぶっている男の子はだいたいシャツを羽織っていて、ウェアリングのトレンドにも影響しそうだ。女の子はジーンズスタイルのチャームポイントに。なぜか可愛く似合っている。
《記者メモ》
帽子を取り上げることが多かったです。今は冬にニットキャップが増えるくらいで、特定の形のヒットはほとんどありませんね。夏は日傘になりましたし。
(赤間りか)
