マーケティング×テクノロジーを軸とした事業展開を進めるトレンダーズ(東京都渋谷区)が運営するインバウンド情報に特化した調査機関「インバウンド総研」はこのほど、訪日外国人300名に対して、「夏の日本」に関する調査を実施した。
それによると、まず、訪れたいシーズンは、との問い(複数回答)には、春(72%)、秋(64%)、冬(52%)、夏(46%)の順になった。
次に、「夏の日本でやってみたいこと」を聞くと、“夏祭り”(79%)や“花火”(67%)との回答が上位2位となり、関連する“浴衣を着る”という行為も、3位となったという。日本の言わば、民族衣装である“浴衣”を着用して、祭りを楽しみたいと考える外国人が多いようだ。
その他、“流しそうめん”(40%)や江ノ島電鉄や大井川鐵道など、外国人観光客を取り込もうとする“ローカル鉄道”(34%)にも関心が集まった。
最後に、自由回答で、「日本の夏に対する印象」を聞いたところ、「自国インドネシアと同じで、日本の夏は高温多湿な印象がある」(インドネシア、25-29歳)や、「とても暑い」(マレーシア、20-24歳)といったように東南アジア諸国からも、日本の厳しい気候に関する声が寄せられたという。
一方、「浴衣を着た人や屋台のある夏祭り」(台湾、20-24歳)や、「祭り」(香港、20-24歳)など、祭りをはじめとした独自の風習などに対する印象への言及が多く見受けられた。
■調査概要
調査期間:2015年6月12日~6月16日
調査対象国:中国、台湾、韓国、インドネシア、ベトナム、タイ、マレーシア、アメリカ、フランス、ドイツ、メキシコなどを含む全37カ国
調査対象:300名
調査方法:インターネット調査