インナー・レッグウェア業界 海外事業をさらに強化 現地生産、オムニチャネルも高度化

2024/01/11 06:28 更新有料会員限定


 インナー・レッグウェア業界の24年の課題の一つが海外市場の拡大。大手企業だけでなく、中堅・中小企業も知恵を絞りながら、様々な動きを加速し始めた。現地生産の仕組み作り、店舗とECとの相乗効果を目指すオムニチャネル戦略など、ビジネスの中身も高度化してきた。

(山田太志)

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欧米とアジアへ

 ワコールホールディングスは、30年に向けたビジョンの中で、ドイツで売上収益30億円、インドで70億円を目標に掲げるなど、両国を最成長国に位置付ける。既にワコールヨーロッパは、米・中と並ぶ海外販売の柱だが、売上収益191億円の大半が英語圏中心。フランスやドイツなど欧州本土での販売拡大のため、ECの言語対応を強化するほか、専門店チェーンのM&A(企業の合併・買収)の検討を進めている。

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