伊勢丹新宿本店は2階のトーキョー解放区で、東村アキコさんの漫画『東京タラレバ娘』をテーマにした催事を行っている。
漫画をイメージしたアイテムを揃えるほか、漫画のネーム(コマ割りの構図)も展示。同漫画は吉高由里子さん主演でTVドラマ化もされ、催事初日はちょうどドラマ開始日と重なった。31日まで。
三越伊勢丹と、レディスブランド「ミュベール」などを傘下に持つ希船工房、講談社で取り組んだ。希船工房には、吉高さんの所属事務所であるアミューズが出資している。
「漫画は主人公と同世代の30代女性を中心に非常に共感を呼んでいる。主人公のように、仕事やプライベートを頑張る女性を後押しする催事を目指した」と担当の寺澤真理バイヤー。
お土産感覚で買えるグッズとファッションアイテムの2軸で構成する。グッズは漫画に登場する人物やタラとレバーのキャラクターをプリントしたメモパッド(500円)やクッション、食器など。ファッションアイテムは、催事のためにブランドと組んで作った商品もある。
ミュベールはブランドが得意とするビジュー刺繍のニットやTシャツで、タラとレバー風のビジューを使った別注商品を企画。ニットで3万3000円。帽子ブランドの「エヌ」は、主人公らが身に付けそうなヘッドドレス(1万5000円前後)を作った。どれも漫画を知らない人でも、ファッションとして楽しめる点がポイント。