変わるブランドビジネス 伊藤忠商事、権利確保し長期で安定成長へ

2023/02/15 06:30 更新有料会員限定


 伊藤忠商事・繊維カンパニーは、ブランド事業のビジネスモデルを変化させている。従来は3~5年単位で日本での独占輸入販売権の取得や、サブライセンシーを多く募るライセンス事業が軸だった。しかし、諸藤雅浩繊維カンパニープレジデントは「短期限定では販売先、サブライセンシー含め力が入りにくい。権利を確保することで長く安定的に伸ばせる」と話し、日本での商標権を買い取るほか、本国への投資、日本での合弁会社設立など中長期視点の事業に軸足を移している。

(高田淳史)

企業を絞り込み深い取り組みで

 「餅は餅屋。投資は強みとする中・高級ブランド向けを優先する」。コロナ禍で停滞していた案件が一気に動き出した。

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