イトーヨーカ堂は24日、オリジナルブランドの「キレイ」でバッグを発売した。同ブランドは働く女性が対象。顧客の年齢が上昇している売り場で、新たな客層の開拓を目指す。パンプスの新商品も投入しており、婦人服飾雑貨部門の売り上げを20%押し上げる大型のブランドに育成する。今後さらに品種を増やす。
バッグは通勤用で、通勤服に合うデザイン、A4サイズ収納で自立する使いやすさ、多収納や重さを軽減する持ち手などの機能を打ち出す。トート、手提げで四つのデザインがある。軽くて傷がつきにくい合皮製で3900~5900円。ヨーカ堂103店とオムニ7で扱う。
子供を育てながらキャリアを積んでいる35~45歳の女性を対象に開発した。働く女性のニーズに対応し、顧客の高齢化が進むGMS(総合小売業)の衣料品売り場で新しい客層を開拓する。
同ブランドは15年にパンプスで立ち上げた。パンプスも商品を刷新して1月中旬に再スタートした。消費者の声にこたえ、中底にクッション材を入れて疲れにくくし、足の甲の露出部分を広くすることで足が長く見えるように仕上げた。127店で扱っている。
さらに既製品と同じ5900円でパターンオーダーに対応している。9サイズ、ヒール高3タイプ、つま先2タイプ、7色を378通りに組み合わせることができる。オムニ7を通じ、予想を上回る人気になっているという。
パンストやジャケットなどのアパレルも準備しており、働く女性向けのトータルブランドに育成する。