《トップに聞く》JFRカード社長　二之部守氏　百貨店、SCとの連携強める

二之部守氏

　J・フロントリテイリング傘下のJFRカードは、大丸松坂屋カードをはじめとしたグループの決済・金融事業を担う。22年度の事業利益は前年比83%増の34億円となり、中計の目標を1年前倒しで達成した。決済を通じて顧客とのリレーションを構築し、顧客データを活用した金融サービスを提供する。

（松浦治）

　大丸松坂屋カードを21年1月、15年ぶりに大幅刷新しました。発行枚数は約140万枚、約114万口座で、稼働率が向上し、1人当たりの年間取扱高は増加しています。

　新ポイントプログラムである「キラ」を導入し、累計付与ポイント数は80億ポイントを超えました。大丸、松坂屋での利用だけでなく、様々な買い物で幅広くポイントがダブルでたまります。特別な体験、バリエーション豊富なモノ・コトに交換ができ、認知度が向上しつつあります。