ジュン 名古屋に「サロン・アダム・エ・ロペ」の大型店

2019/04/25 06:30 更新


 ジュンは19日、名古屋駅前の商業施設、タカシマヤゲートタワーモールに、食をフックにしたライフスタイルのコンセプトショップ「サロン・アダム・エ・ロペ」(以下、サロン)をオープンした。ファッションとフードを継ぎ目なく提案する売り場で、店舗の総面積は約440平方メートル。サロンとしては6店舗目で、最大規模となる。

(北川民夫)

【関連記事】ジュンの19春夏物 気分高まる色柄のアイテムを豊富に

 同店はウェアと生活雑貨、パッケージフードの物販とともに、レストランを併設した形態。「ファッションと同じくらい食べることが好きな人へ。」がテーマだ。「ウェア」「パッケージフード」「ホームシング」で構成する物販エリアが270平方メートル、レストラン「サロンダイニング」が170平方メートル。

物販ゾーンと隣接するレストラン「サロンダイニング」

 ウェアエリアでは、〝つくる〟〝すごす〟〝でかける〟〝ヒトと会う〟の四つのフードシーンを想定した商品を集めた。フレンチフードブランド「メゾンデュボン」と協働開発したエプロン(7400円)やランチボックス(1800円)、仏「アナトミカ」のデニムパンツ「618マリリン」の別注企画として13オンスのワンウォッシュデニムパンツ(2万9000円)を販売。外食向けの着用をイメージした、袖の動きで微妙なニュアンスを表現するバックギャザープルオーバー(5500円)などを揃える。

 パッケージフードでは、サロンのスタッフが群馬県で生産したコシヒカリ「雪ほたか」を販売。サロンの提携農園から収穫したリンゴや柑橘類で製造したジャムやジュースもある。

 ホームシングのコーナーでは仏「デュラレックス」のグラスや、仏「ル・クルーゼ」の調理鍋をフレンチグレーの別注カラーで販売する。 また、地元・名古屋の純喫茶「ボンボン」「ライオン」などと協業したマグカップやグラスのほか、サコッシュやトートバッグも揃えた。

 レストランのサロンダイニングは、東京のサロン・アダム・エ・ロペ系列の飲食店のメニューをアレンジした。バスク料理のビストロ&バー「サロン・ブッチャー&ビア(新宿)」や、ビュッフェスタイルで多彩なベイクやデザートを提供する「サロン・ベイク&ティー(新宿)」のスイーツや紅茶、「サロン・ギンザ・サボウ」の雪ほたかなど、3店舗の人気メニューをアレンジ。さらにパスタなど、名古屋限定メニューも用意する。

 物販とレストランの間にはカフェ・カウンターを設置。オリジナルコーヒーなどのドリンクや、多様なスイーツをテイクアウトできる店舗設計となっている。

 藤原旬児執行役員は、「老若男女がわくわくする〝食〟をフックにしながら、ファッションの楽しさを訴求したい。不特定多数のお客が往来する駅直近の商業施設のため、店舗の多様性を視認しやすいように工夫した。また、フードとファッションを継ぎ目なく提案できる売り場作りも重視している」と話した。

視認性を意識した店頭レイアウトでフードライフスタイルを打ち出し、多様な客を招き入れる


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事