ニューヨークで年8~10回開催されているプレッピーな服好きの男性のためのショッピングイベント「アルファルゴスマーケットプレイス」に、メーカーズシャツ鎌倉が「鎌倉クラシックス」のブランド名で初参加した。4月4日夜と5日の昼間に開催されたもので、4日は午後6時の開場後すぐに多くの来場者の関心をひいていた。
一部のシャツは150ドルのものが60ドルなど特別価格で販売され、品質のわりに値頃と受け止められ、次々とその場で試着して購入していく客が見られた。

今回は「まずブランドを知ってもらいたい」との意向だったが、実需につながったといってよいだろう。
鎌倉クラシックスは越境ECのみで販売していて、その売上高の8割はアメリカだ。小売価格120ドルのシャツ、特にボタンダウンがメイン。マジソン街店があった時に売っていた「ヴィンテージアイビー」ラインの人気が特に高まっているそうだ。
出店はメーカーズシャツ鎌倉から打診したが、アルファルゴスマーケットプレイスを主催する男性たちがメーカーズシャツ鎌倉がニューヨークに店を持っていた時の顧客でモデルを務めた人もいたことから、出店話はスムーズに進んだという。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員)