繊研新聞社が主催する24年度(第30回)繊研キッズファッション賞が決まった。SCの大賞は7年連続で「プティマイン」、百貨店の大賞は3年連続で「ミキハウス」が受賞した。
SCは「ディベロッパーが選んだテナント大賞」のアンケートにキッズの項目を設け、推薦されたブランドから選んだ。百貨店は大手や子供服売り上げ上位中心の23店が推薦したブランドから選出した。両部門で上位に入ったブランドを順位に応じてポイント化し、本社の取材情報を総合して評価した。
SCは、プティマインが140超の店舗網と認知度で不動の地位。24年度は店頭イベントや新商品で新たな価値を提案した。ベビー、キッズ専門店の「アカチャンホンポ」と「西松屋」は、ファミリー層が集客できるとしてディベロッパーから支持が厚い。
百貨店は、ミキハウスがインバウンド需要の獲得や富裕層向けの取り組みで評価を集めた。トドラー部門の「べべ」は10年ぶりの受賞。ドレスとスーツを通年で販売し、ハレの日需要をつかんだ。
ライセンス部門は、3世代に親しまれている「ピーナッツ」「ミッフィー」に加え、新たに「トムとジェリー」が選ばれた。第30回特別賞は、子供服業界の発展に寄与した阪急うめだ本店が受賞した。